境内にお末社としてお祀りしています稲荷神社・厳島神社の改修工事を行いました。
※正確には両神社の覆堂(=お社を納めている外側の建物 )の工事
この建物はもと授与所であったものを境内末社の覆堂として移築・流用したもので、
内部は畳敷き、外部の方の参列のあるお祭りの際は窮屈な造りでした。
特に雨天時は人数が多いと屋外で傘を差しながら参列をしていただくようなこともあり、
今回思い切って内部を土間仕立てに改め、正面の廂を一間ほど延長しました。
・末社覆堂改修前(H28.8.29撮影) ・末社覆堂改修後(H29.4.22撮影)
・末社覆堂改修後内部
奥に映り込んでいる右がお稲荷さん(五穀豊穣・商売繁盛の神様)、左が厳島さん(交通安全・開運招福の神様)です
繁華街という土地柄、お商売をされている方のお参りが多くあります
また、正面の鈴の磨き直しと賽銭箱の改良も併せて行いました。
もっと古い時代には稲荷神社前には朱塗りの鳥居が連なっていたようです。
せっかく建物が綺麗になりましたので、希望の方がいらっしゃれば往時に倣って何基か奉納を募りたいと考えております。まずは手始めに職員での奉納を検討中です。
・昭和30年代?稲荷神社全景
・昭和34年7月3日稲荷神社六月燈風景
写真の頃の六月燈(鹿児島県内各地の寺社で旧暦6月に行われる献灯行事)は松原神社御本社に匹敵するほど賑わったというので、広く厚く崇敬されていて、何より人や街が元気な時代だったんだろうなと思います。
素朴ですが巷のお稲荷さんらしい好い佇まいです。
現在、素材や仕様の異なった鳥居をいくつか業者さんに見積もってもらっています。
お示しできるような内容が固まりましたらHP上やFacebookにてご案内したいと思います。
その折はぜひご協力よろしくお願いします!
松原神社 禰宜 拝